Tokyo Portrait Award 2023 が閉幕しました。
関係の皆様方たいへんおつかれさまでいた。
ありがとうございました。
このポートレート界の大きなイベントに参加できることは、それだけでとても光栄なことではあるのですが、なんと今回「最優秀賞グランプリ」をいただいてしまいました。
取り急ぎで申し訳ないのですが、皆様にお礼と感謝を申し述べたいと思って、書き慣れない文章を書くことにしました。
主催のコバヤシモトユキさんをはじめ主催運営のかたがた。
こんなに大人数の写真展には私などのおもうべくもないご苦労がたくさんあったのでは、と推測されます。
本当に円滑な運営をありがとうございました。
そして、会場においでの皆様方。数多くの秀逸な作品のなかにあって当作品をご高覧いただき感想なども送っていただいたり、おめでとうをいただいたり。
本当にありがとうございます。
励みになります!!
そして今回モデルをしていただいた青沼まなさん。
表彰発表の時にとても嬉しそうにいい笑顔だったというお話を多方面からお聞きしました。
僕の今回の作品は、まなさんのトレードマークでもあるおちゃめさを封印しての組写真でした。ほんとうにおめでとうございます。その笑顔見たかったな。ありがとう。
副賞は東京での個展です。
まなさんとの今回のチャレンジはここで終わり、のはずだったのだけど楽しみな続きができてしまいました。
いま震えてるぐらい不安なのですが、百変化のまなさんの表情表現を描ければいい展示になるのかな?くらいの安易さではだめですかね?
多謝感謝。
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『出会い』(TPA出展作品1/3)
Nikon D6 ,Nikon AF-S 85mm/1.4G,KANI/ND2-64
SS1/8000,f/1.4,ISO80,中央重点測光,AdobeLightroomClassic
年末年始の門前通りはかなりの賑わいをみせる。コロナ禍においては人通りはまばらだったが、収束の見え始めた昨年はその活気が戻ってきつつあるようだった。コロナ禍の期は大きな陰と暗さを私たちにすり込み、楽しさや希望を失ったように思えた。けれどこの賑わいを見るとまるで以前の生き生きとしてた営みを思い出させるようだった。
私は青沼まなという表現力の豊かなモデルをこのロケーションに配置し、その世相の不安さから抜けきれないでいる彼女の「存在」を示そうと考えた。不安そうに私をみつめる彼女の表情はそのイメージに合致する一枚である。この写真は3枚組写真の1枚目に配置した。
絞り解放で撮ったのは奥行きの立体感を出したかったからである。そのために消失点はやや中央よりの構図をとっている。
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