top of page
執筆者の写真tenchijin | 天地人

写真をプリントするということ [ ポートレート ]

更新日:5 日前

【写真展のご案内】

もも。写真展「卒業」

8/30(金)13:00-21:00

8/31(土)11:00-21:00

9/1(日)11:00-17:00

渋谷ギャリールデコ6F


今回の展示は全て私自身で家のプリンタを使って印画紙を、これまた自分で選んでプリントしています。

以前にもどこかで書いたことがあるけど、写真における写真の一連の創作活動とは、撮影計画を立て、撮影し、現像編集を経て、プリントし、飾るところまでと考えています。

写真創作活動の中でも「出力」の部分というのは重要だと思っていて、その中の一部でも他者に委ねるのはとても勿体無いことじゃないかと思っているからです。


写真はあくまで写真となっての作品なのでしょう。


フォトコンテストも自分はけっこうたくさん応募しているのだけれど、実は出してるのはすべてプリント応募なんです。(いくつかデジタル応募もありあすが主力はプリント応募で、1xやパシャや東京カメラ部とかのデジタル認定サイトみたいのは全く参加意思意欲がないですね…)。


これは前回の個展でも申し述べたことなんですけど、もうひとつ理由があります。


SNSの写真についてです。


毎日のように大量に写真が流れてきます。

自分も最初ポートレート撮影を始めた頃は、一生懸命にSNSをやっていたし、どうしたらいっぱいいいねがもらえるのかなあ、いいねがいっぱいつくとモデルさんも喜んでくれるしなあ、とそれが目標のようにがんばってやっていたように思います。


確かにそういう楽しみ方もあるので否定はしないけど、でもでも、これを1、2年やると写真が垂れ流しのように流れていくことに気づきます。今日UPした写真なんて明日には誰も覚えてないんです。SNSに表示された画面なんて指一本でするりと流れていく時代なんです。いいね、も見たよ!程度の意味。SNSは良いところもいっぱいあると思うけど、その特性だとしても少し悲しくないですか。少なくとも自分はそう思っています。

だから僕は気に入った写真プリントして自宅に飾ったり(なんとそのために僕自身の自宅にギャラリー持ってます!!)、展示会に参加したり、応募したりしているんです。

今現在、SNSで写真を流すことを最終出力にしているんなら、少し別の世界を見てみるのもいいと思いますよ。


流れていく、その場だけではない、画面のドットで描かれた画像ではない写真ではないホンモノの写真。ぜひ写真展で見ていただきたいと思っています。


*技術は刻々と変化しているのでデジタルの写真社会を否定するものではありません。



「きみへ。」


model もも。

location 新潟県松之山

camera Nikon Z9

lens Nikon Z 135mm/1.8S Plena


[解説]

雪での撮影を行うには様々な装備が必要だ。


しかし何より大事なのはどんな写真をどんな風に撮りたいか、モデルに伝えると同時にイメージを共有することだと思う。

雪の中では低温、風、雪などの様々な障害があり、それを伝えるのは困難が伴う。

求められるのはモデルの卓越した被写体としての勘であろう。


舞い散る雪がアクセントとなって彼女の想いが伝わるような撮影ができた。

閲覧数:131回1件のコメント

最新記事

すべて表示

1 Comment


武田 賢一
武田 賢一
Sep 11

プリント大事だけど思います!

Like
bottom of page